赤ちゃんがお部屋の中を安全に過ごせる環境を整えることで、赤ちゃんの好奇心を刺激したり、運動や自主性の発達にも役立つ育児の基本です。安心してのびのびと赤ちゃんが成長できるように、家庭内で行うべき、具体的な安全対策を紹介します。皆さんの大切な我が子を守るための知識を一緒に身につけましょう。
環境整備の重要性
赤ちゃんは好奇心旺盛ですが、その反面、誤飲や頭や体をぶつけてしまったりと危険も多いです。いつも過ごすお部屋の環境を安全に整えることで、育児のストレスを軽減し、赤ちゃん自信の健やかな成長を見守ることができます。次の項目に大きく3つのジャンルに分けてそれぞれのポイントをまとめたので、簡単なものからぜひ、実践してみてください!
環境整備のポイント
- 安全対策グッズの設置
- ベビーゲート
キッチンや階段、玄関口などにベビーゲートを設置することで、赤ちゃんの安全を守ることができます。目を離した隙の転落や事故の予防に役立ちます。 - 家具の固定
棚やタンス、テレビなど大型家具を固定することで、赤ちゃんがもたれたり、引っ張ったりした際の家具の転倒、下敷きになる予防ができます。意外と家具の下敷きになる事故は多いようで、日本小児科学会でも推奨されています。 - 角カバー
家具の角に取り付けるカバーは、赤ちゃんが転んだときの衝撃を和らげてくれます。柔らかい素材を選ぶことはもちろん、子どもの顔の高さにある場所への設置がおすすめ! - コンセント、配線のカバー
感電やコードに引っかかり転倒を防ぎます。小児科学会によると、コンセントの露出は感電事故の大きなリスクであり、特に1歳未満での事故率が高いとされているので、設置しないにしても、こまめなチェックを心がけましょう。
- ベビーゲート
- 室内温度管理
- 赤ちゃんに適した室温と湿度
一般的に、赤ちゃんには20〜22度が快適とされています。(大人が少し寒いかな?と感じる程度)湿度は50〜60%が理想です。エアコンや加湿器を活用して調整しましょう。 - エアコンの使用方法
冷房時には直接風が当たらないようにし、温度差を極力避ける工夫が大切です。扇風機なら、リズム風や首振りを活用して持続的な体温低下を予防してあげると良いです。
- 赤ちゃんに適した室温と湿度
- おもちゃの管理
- 安全なおもちゃ選び
赤ちゃんが口に入れることを考慮し、無害な素材のおもちゃを選ぶことが重要です。小さいうちは、なんでも口に入れたがるので、赤ちゃんの口よりも大きな物をおすすめします。 - おもちゃなど小物の保管
誤飲事故の予防として、ボタン電池や小さな部品は誤飲による窒息や中毒の原因になるため、ある程度、別容器に分けて手の届かない場所や簡単に施錠できる(ストッパーなど)ような棚の中など、安全な収納が推奨されます。 - 定期的なチェックの必要性
おもちゃの破損や汚れを定期的にチェックし、いつでも清潔な状態を保つことが求められます。最近は、海外製のおもちゃも増えており、有害な物質を含んでいたことが後から発覚したニュースなども見受けられるので、特に注意が必要です。
赤ちゃんがなんでも口に入れてしまう時期だけでも、おもちゃ選びは慎重にしたいですね!
- 安全なおもちゃ選び
まとめ
こうした室内の安全な環境を整えることで、健やかで安全な赤ちゃんの成長をサポートできます。こうした安全対策はコストもかかりますし、徹底しすぎると子どもたちの危険学習の機会がなくなってしまうことも懸念されるので、適度に許容できる範囲内での実践をおすすめします。
安心して育児を楽しむためには、家庭内での配慮が不可欠です。家事に集中しなければならなくて、目を少し離してしまうことも多いと思います。そんな時に、皆さんのお家・お部屋が安心できる環境だと子育てと育児を両立しやすくなりますよ!
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